chapter-3.混迷の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode081

混迷の遺跡編-episode081 【片翼の召喚士】 「ボクこんなに働いたの、初めてだよ…」  ランドンはトントンッと肩を叩きながら、首を左右に動かした。その度に関節がポキポキと鳴る。  窓からは明るい光が差し込み、今日...
chapter-3.混迷の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode080

混迷の遺跡編-episode080 【片翼の召喚士】 「ぷはー…、めっちゃ怖かった…」  ハドリーは長い息を吐き出しながら、その場にヘナヘナと座り込んだ。 「あたしも、一生分の勇気を奮い起こした気がするわ」  同じ...
chapter-3.混迷の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode079

混迷の遺跡編-episode079 【片翼の召喚士】  薬が効いてきて、キュッリッキは重くなった瞼をゆっくり閉じた。  それまでずっとアルカネットにすがって、喉を嗄らすまでザカリーの嘆願をやめようとはしなかったのだ。  ...
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【小説】片翼の召喚士-episode078

混迷の遺跡編-episode078 【片翼の召喚士】  10時間以上にも及ぶ大手術になった。空はすでに夕闇に染まり、することもなく待ち続けていた一同は、マルヤーナから手術成功の報を受けて、張り詰めていた緊張を解いて安堵した。 ...
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【小説】片翼の召喚士-episode077

混迷の遺跡編-episode077 【片翼の召喚士】  晴天に恵まれた湿度の高い朝、天地に鳴り響くほどの獣の咆哮が、静かな町全体を飲み込んだ。  何事かと町民は起き出し家屋の外に出ると、そこにありえないものを見て仰天した。 ...
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【小説】片翼の召喚士-episode076

混迷の遺跡編-episode076 【片翼の召喚士】  アルカネットと医師2人がソレル王国のエグザイル・システムに到着すると、いきなり銃口が多数突きつけられた。エグザイル・システムの周りは、2個小隊ほどのソレル王国兵たちに取り囲まれ...
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【小説】片翼の召喚士-episode075

混迷の遺跡編-episode075 【片翼の召喚士】  ザカリーは眠ることができず処置室の前まで来ると、遠慮がちに中を覗いた。キュッリッキの容態が気になってしょうがないのだ。 「キューリは大丈夫だよ」  いきなりランドン...
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【小説】片翼の召喚士-episode074

混迷の遺跡編-episode074 【片翼の召喚士】 「病院のおばちゃんが開けてくれたから、キューリ運べ、ルー!」  近所迷惑も甚だしい大声が、通りを挟んだ向こうからいきなり聞こえてきて、ルーファスは額を押さえた。  元...
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【小説】片翼の召喚士-episode073

混迷の遺跡編-episode073 【片翼の召喚士】 「此度の招集の目的を、教えていただけますかな?」  やんわりとした口調で、ブルーベル将軍が切り出す。 「将軍はアルケラ研究機関ケレヴィルのことは、ご存知かな?」 ...
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【小説】片翼の召喚士-episode072

混迷の遺跡編-episode072 【片翼の召喚士】 「アルカネット! アルカネット!!」  裸にバスローブを着込んだだけのベルトルドは、荒々しくドアを開けて部屋を出ると、廊下で大声をあげてアルカネットを呼んだ。  数分...