片翼の召喚士

chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode056

ナルバ山の遺跡編-episode056 【片翼の召喚士】 「副宰相のナマ声、オレ初めて聴いたぜ…」  緊張を解くように、ハドリーがふぅっと息を吐き出して言う。 「胃が痛くなるので、あまり聴いていたくないんですけどね」 ...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode055

ナルバ山の遺跡編-episode055 【片翼の召喚士】  ブルニタルが率先して神殿に足を踏み入れる。ハドリー、メルヴィン、ガエルが後に続いた。 「ね……え」  それまで口を挟まずおとなしくしていたキュッリッキが、フェン...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode054

ナルバ山の遺跡編-episode054 【片翼の召喚士】  そんなに距離は進まず、直ぐに目的の場所に着いたようで、小さな窖だった。メルヴィンが足元にスッと灯りをかざすと、ひと組の男女が倒れている姿が浮き上がった。 「あれっ?」...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode053

ナルバ山の遺跡編-episode053 【片翼の召喚士】  嘴を開けっぱなしの小鳥からは、ひっきりなしにヴァルトのわめき声が、辺りに響くほど炸裂していた。 〈こらクソベアー! 随分オイシイ戦闘楽しんでたそーじゃないか!!〉 ...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode052

ナルバ山の遺跡編-episode052 【片翼の召喚士】  フェンリルに乗って、戦場の状況を後方から見ているキュッリッキは、ある程度二人が前進したら、そこへ闇の沼を召喚し、死体を全て飲み込ませた。闇の沼はあまりの死体の多さに愉悦し、...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode051

ナルバ山の遺跡編-episode051 【片翼の召喚士】  まだ照りつける太陽の下、辺りには遮るものもなく、見晴らしの良い麓の広場に、ソレル王国軍は山裾に伸びながら固まっていた。  そこを目指し、ガエルとメルヴィンは駆けていく...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode050

ナルバ山の遺跡編-episode050 【片翼の召喚士】  4人が着地すると、小鳥はもとの大きさに戻って、キュッリッキの肩にとまった。 「ご苦労様」  キュッリッキに労われて、小鳥は嬉しそうにピピッと鳴いた。 「さ...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode049

ナルバ山の遺跡編-episode049 【片翼の召喚士】  ライオン傭兵団は出発前に、幾人かの情報屋から、ソレル王国の現状についての情報を仕入れていた。さすがになにも判らず状態で乗り込むほど、素人ではない。  一つは軍の動きが...
chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode048

ナルバ山の遺跡編-episode048 【片翼の召喚士】  翌日、朝食後にカーティスから、今回の仕事の件での、作戦と班分けが通達された。  キュッリッキは、とてもワクワクしていた。ライオン傭兵団としての彼らとの仕事は、今回が初...
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【小説】片翼の召喚士-episode047

ナルバ山の遺跡編-episode047 【片翼の召喚士】  キュッリッキは座り直し、ひたと前方に視線を向けた。 「召喚はね、アルケラっていう神様たちの世界からしか、呼び出すことはできないの。呼び出せるのは、アルケラに住んでいる...