chapter-2.ナルバ山の遺跡編

chapter-2.ナルバ山の遺跡編

【小説】片翼の召喚士-episode063

ナルバ山の遺跡編-episode063 【片翼の召喚士】  雷光は轟音と共にうねりだし、地面を激しくえぐり取りながら、鞭のようにしなやかに兵士たちに踊りかかる。幾重にも稲妻を発し、触れたものは感電して死に至った。雷光に飲み込まれたも...
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【小説】片翼の召喚士-episode062

ナルバ山の遺跡編-episode062 【片翼の召喚士】  ヴァルトは肩ごしに振り向くと、噛み付きそうな形相のギャリーの、その奥を見て目を輝かせた。 「俺様のペルラ!!!」  両手を広げ、今にも飛び込んできそうなヴァルト...
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【小説】片翼の召喚士-episode061

ナルバ山の遺跡編-episode061 【片翼の召喚士】  短剣の露を払いながら、ギャリーは詰問官の身体を蹴飛ばす。そして立ち上がったシ・アティウスに顔を向けた。 「ベルトルド……様の命令で救出にきた。オレはライオン傭兵団のギ...
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【小説】片翼の召喚士-episode060

ナルバ山の遺跡編-episode060 【片翼の召喚士】  マリオンたちの位置からは見えない箇所にいる兵士たちも、次々と倒れた。 「風がいい具合に吹いてて、音が乗るねえ」  マリオンはのんびりとした表情で微笑んだ。 ...
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【小説】片翼の召喚士-episode059

ナルバ山の遺跡編-episode059 【片翼の召喚士】  ソレル王国首都アルイールは海岸沿いに建てられ、人口70万人ほどの賑やかで大きな街だ。しかし街の中には多くの遺跡が存在していて、その合間を縫うようにして家屋が建つので、見た目...
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【小説】片翼の召喚士-episode058

ナルバ山の遺跡編-episode058 【片翼の召喚士】  太陽が西に傾きかけた頃、かろうじてそれが建物である、という程度に原型をとどめた遺跡に、しなやかな影がひらりと舞い降りた。シルエットはネコの耳と尻尾を象っていた。 「お...
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【小説】片翼の召喚士-episode057

ナルバ山の遺跡編-episode057 【片翼の召喚士】  ソレル王国軍が再び現れないか警戒は続けていたが、とくにすることもないので、ガエルとブルニタルはそれぞれ離れたところで座っていた。残りの4人は小さな輪を囲んで、談笑を楽しんで...
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【小説】片翼の召喚士-episode056

ナルバ山の遺跡編-episode056 【片翼の召喚士】 「副宰相のナマ声、オレ初めて聴いたぜ…」  緊張を解くように、ハドリーがふぅっと息を吐き出して言う。 「胃が痛くなるので、あまり聴いていたくないんですけどね」 ...
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【小説】片翼の召喚士-episode055

ナルバ山の遺跡編-episode055 【片翼の召喚士】  ブルニタルが率先して神殿に足を踏み入れる。ハドリー、メルヴィン、ガエルが後に続いた。 「ね……え」  それまで口を挟まずおとなしくしていたキュッリッキが、フェン...
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【小説】片翼の召喚士-episode054

ナルバ山の遺跡編-episode054 【片翼の召喚士】  そんなに距離は進まず、直ぐに目的の場所に着いたようで、小さな窖だった。メルヴィンが足元にスッと灯りをかざすと、ひと組の男女が倒れている姿が浮き上がった。 「あれっ?」...